セリーグでは、阪神が18年ぶりにセリーグ優勝を勝ち取り、勢いにのるかと思いますが、何が起こるかわからないのがCSシリーズです。下剋上もあるCSシリーズ、まずはセリーグのCSシリーズファーストステージの、広島とDeNAの先発予想とスタメンを予想してみたいと思います。
セリーグCSファーストステージ2023先発投手予想
セリーグの順位も確定し、広島が2位、DeNAが3位となりCSファーストステージは広島の本拠地マツダスタジアムで始まることが決まりました。
日程 | 組み合わせ | 球場 |
10/14 | 広島東洋 対 横浜DeNA | マツダスタジアム |
10/15 | 広島東洋 対 横浜DeNA | マツダスタジアム |
10/16 | 広島東洋 対 横浜DeNA | マツダスタジアム |
10/17(予備日) | 広島東洋 対 横浜DeNA | マツダスタジアム |
両者とも大事な初戦ですので先発投手はともにエースを当てるのか、はたまた共に相手との対戦からデータ重視で選ぶのか、先発投手を予想するのはCSファーストステージを見るうえでも楽しみなことです。
今年の両チームは、2位広島が74勝65敗4分け、3位DeNAが74勝66敗3分けとその差わずか0.5ゲームと拮抗しており、どちらが勝ち上がるか楽しみなCSファーストステージになりました。
投手予想は成績をもとに考えますと、東投手と床田投手の対戦が濃厚ですが、さてピッチャー出身の三浦監督と打者出身の新井監督、その思惑は如何なものでしょう。
第1戦 横浜DeNAベイスターズ対広島東洋カープの先発投手予想
順当に考えれば共にエースの広島は床田 寛樹、DeNAからは東 克樹の組み合わせが妥当といえば妥当ですが、2投手以外にも今永投手や九里投手も候補であることも考えられます。
セリーグCSファーストステージ第1戦の先発投手予想、DeNA 東 克樹投手
セリーグ、DeNAの第1戦の先発は東 克樹投手と予想します。
東 克樹投手は、24試合に登板し16勝3敗、防御率1.98、投球回数172.1、完封試合も2試合・無四球試合4は監督である三浦投手を彷彿させるものがあります。新たな浜の番長の再来です。
広島戦に関して言えば、6試合に登板し4勝を挙げており防御率も1.84と安定感も抜群です。
まず勝利数の多さが目に付きますが、負け数が3というのも抜群の安定感と信頼出来る証です。やはり弟一戦はマツダスタジアムでも勝利経験のある東克樹投手は今季最も活躍した投手と言えます。
短期決戦では監督の戦略の立て方で、先発投手が勝ち星だけでは決まりませんが、やはり誰がみても第一線の先発はやはり東克樹投手が最有力ではないでしょうか。
セリーグCSファーストステージ第1戦の先発投手予想、広島 床田 寛樹投手
セリーグ、広島の第1戦の先発は床田 寛樹投手と予想します。
広島 床田は今季24試合に登板し11勝7敗、防御率2.19、投球回数156、完封試合も2試合とやはり安定感のある投手です。
カープはやはり地元開催であることと、初戦である以上勝たなければならない試合です。となればやはり床田寛樹投手が最も可能性の高い投手ということになるのではと予想できます。
勝利数は11と少し物足りなさは感じますが、防御率2.19と安定していますし、対DeNA戦には7試合登板し防御率1.88と平均よりも安定しています。また、3勝挙げている実績も見逃せません。
対DeNA戦での先発の多さは見逃せない点です。裏を返せば相手からも研究されていると言えますが、床田寛樹投手もDeNAの打選をよく理解している点で先発する要素は大きいと言えます。
第2戦 横浜DeNAベイスターズ対広島東洋カープの先発投手予想
どちらも弟1戦での勝敗が鍵を握ります。2勝すればファーストステージを勝ち抜けるのですから、まず先勝したチームは連勝を、負けたチームは巻き返しを期待できる投手を起用すると誰しもが考えると予想します。
DeNAが先勝した場合、床田投手についで、勝ち星から考えますとT.バウアー投手が妥当だと予想します。マツダスタジアムでの登板の経験もあり、連勝し早々にCSファーストステージを勝ち上がるためには適任かも知れません。
セリーグCSファーストステージ第2戦の先発投手予想、DeNA T・バウアー投手
セリーグ、DeNAの第2戦の先発はT・バウアー投手と予想します。
T・バウアー投手は今季19試合に登板し10勝4敗、防御率2.76、投球回数130.2、完投試合も2試合あり勝率.714と勝率が目立ちます。
今季二桁の10勝を挙げており、負け数も4敗とこれまた上出来のシーズンを送っており、安定感もあり、2020年にはMLBのサイ・ヤング賞を獲得している大物助っ人です。
このような投手が何故日本でのプレーを選択したかは、バウアー選手の過去のある種の問題が大きく起因していますが、今季の成績からすればプレーには影響はなさそうです。
また実力や日本での実績を考えますと来季はMLB復帰もあり得ますので、日本での有終の美をかざりMLB復帰にも影響を大きく与えたい野望も見えます。期待は大きいです。
短期決戦にはプレッシャーに強い外人助っ人は、適任と予想します。
セリーグCSファーストステージ第2戦の先発投手予想、広島 森下 暢仁投手
セリーグ、広島の第2戦の先発は森下 暢仁投手と予想します。
森下 暢仁投手は今季20試合に登板し9勝6敗、防御率2.76、投球回数131.2、完投試合も2試合ありその内容は完投1無四球1、勝率.600とこちらも見事な成績です。
広島が先勝した場合、ホームゲームでもあり勢いにのることは間違いありません。そうなるとやはり広島の第2戦のマウンドには、広島での勝ち星で2番手の森下暢仁投手の可能性は高いと予想します。
DeNA戦にも2回対戦しており、勝ち星も挙げており対防御率も2.77とまずまずですし、今季は二桁勝利こそ逃しましたが、昨期までは3年連続で規定投球回数に達するなど、安定したシーズンを送っています。
まだ26歳と若く勢いに乗れば、勝ちが計算出来る実力は十分です。
第3戦 DeNA対広島の先発投手予想
弟3戦までもつれ込んだ場合、両チーム共に投手は総動員となるでしょう。勝敗の如何ではアドバンテージをもつ広島有利の試合展開となります。
1勝1敗なら、引き分けでも広島が勝ち抜けとなります。まさかの2引き分けで来れば、やはり3戦目も引き分け以上で広島の勝ち抜けです。
片やDeNAは2連勝が絶対条件です。そのような局面になれば勝ち上がるためにはなりふり構っている余裕はありませんので、第3戦の先発投手は正直予想がつきません。
セリーグCSファーストステージ第3戦の先発投手予想、DeNA 今永 昇太投手
セ・リーグ、DeNAの第3戦の先発は今永 昇太投手と予想します。
今永 昇太投手は今季22試合に登板し7勝4敗、防御率2.80、投球回数148、完投試合も2試合ありその内容は完投1無四球1、勝率.600と素晴らしい活躍を見せました。
DeNAにはまだ今永昇太投手が残っている可能性がありますが、試合展開次第では、弟2戦目の中継ぎや抑えで登板ということも考えられます。1勝1敗でその間、登板がなければ今永 昇太投手ではないかと予想できます。
DeNAは何が何でも2勝が絶対条件ですので、試合展開では中一日での東克 樹投手の先発もないとは言い切れません。後のないDeNAは、まちがいなく全投手に先発の可能性が出てくるのではないかとの予想です。
セリーグCSファーストステージ第3戦の先発投手予想、広島 九里 亜蓮投手
セ・リーグ、広島の第3戦の先発は九里 亜蓮投手と予想します。
九里 亜蓮投手は今季26試合に登板し8勝8敗、防御率2.19、投球回数174.1、完封試合3無四球試合も2試合と負け数が少し気になりますが、勝ち試合では見事な投球を披露しています。
広島がこれまでの試合展開で、九里亜蓮投手を温存出来ていれば、ほぼ間違いなく先発は九里亜蓮投手と予想出来ます。
しかし広島も、前2試合で1敗1分けもしくは1勝1負となれば、こちらも勿論その場で最も調子の良い投手を起用してくることは間違いないと予想できます。
超短期決戦で日程も詰まった状態での3連戦、もしくは2連戦となれば、消耗というより誰が調子が良いかが問題です。
上記で挙げた投手は、あくまでレギュラーシーズンならという前提で列挙いたしましたが、CSファーストステージともなると、通常のローテーションなどは無関係になるのが恒例です。
調子の良いものから使っていく、対戦成績が良いものから使っていくなど、これは両チームの監督とベンチワークによりコロコロ変わって行くことでしょう。
これがCSファーストステージでの投手起用のセオリーです。
セリーグCSファーストステージ2023スタメン予想
スタメンも、CSファーストステージでは、CSならでのスタメンになることは容易に考えられることです。
出塁率の良い選手を、レギュラーシーズンならクリーンナップを打っていた選手でも1番で起用するなど、とにかく点を取るためには、何でもありのスタメンになることは間違いないでしょう。
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広島東洋カープのスタメン予想
ポジション | スタメン選手名 | 打順 | 出場試合数 | 打席数 | 打率 | 本塁打 | 安打 | 打点 | 盗塁 |
捕手 | 坂倉 将吾 | 6番 | 120 | 448 | .266 | 12 | 395 | 44 | 3 |
1塁手 | 堂林 翔太 | 2番 | 100 | 284 | .273 | 12 | 71 | 35 | 1 |
2塁手 | 菊池 涼介 | 7番 | 120 | 485 | .258 | 5 | 114 | 27 | 7 |
1塁手 | デビッドソン | 4番 | 112 | 381 | .210 | 19 | 73 | 44 | 0 |
ショート | 小園 海斗 | 8番 | 80 | 306 | .286 | 6 | 83 | 31 | 8 |
レフト | 西川 龍馬 | 3番 | 109 | 443 | .305 | 9 | 127 | 56 | 7 |
センター | 秋山 翔吾 | 1番 | 115 | 483 | .258 | 4 | 119 | 35 | 8 |
ライト | 末包 昇大 | 5番 | 65 | 146 | .273 | 11 | 38 | 27 | 0 |
投手 | ー | 9番 | ー | ー | ー | ー | ー | ー | ー |
注目選手はズバリ堂林 翔太選手を挙げてみました、今季序盤では代打出場が多かったものの、故障者の離脱や不振時に9月からは4番を任され、後半戦の打率は3割9分と当たりが出始めました。対戦相手のDeNAの東・今永との相性はよく、東には16打数5安打・今永とは8打数4安打そのうち2本はホームランと相性抜群です。彼が爆発すればカープ絶対有利の状況に持ち込めると予想します
横浜DeNAベイスターズのスタメン予想
ポジション | スタメン 選手名 | 打順 | 出場試合数 | 打席数 | 打率 | 本塁打 | 安打 | 打点 | 盗塁 |
捕手 | 山本 祐大 | 7番 | 71 | 200 | .173 | 3 | 48 | 16 | 0 |
1塁手 | ソト | 6番 | 109 | 399 | .354 | 14 | 83 | 50 | 0 |
2塁手 | 牧 秀悟 | 4番 | 143 | 605 | .293 | 29 | 164 | 103 | 2 |
3塁手 | 宮崎敏郎 | 5番 | 124 | 461 | .326 | 20 | 133 | 71 | 1 |
ショート | 林 琢真 | 1番 | 65 | 154 | .206 | 0 | 29 | 11 | 7 |
レフト | 関根 大気 | 2番 | 140 | 532 | .261 | 4 | 126 | 31 | 11 |
センター | 桑原 将志 | 8番 | 132 | 429 | .252 | 7 | 108 | 35 | 3 |
ライト | 大田 泰示 | 3番 | 75 | 186 | .217 | 4 | 38 | 15 | 0 |
投手 | ー | 9番 | ー | ー | ー | ー | ー | ー | ー |
注目選手としては、マツダスタジアムでの相性ということから、大田 泰示選手を押してみたいと思います。レギュラーシーズンでは打率.217ですが、対広島戦に限れば打率.321、特筆したいのはマツダスタジアムでは.471と当たりに当たっています。大田 泰示選手の打撃に注目です。
まとめ
セリーグCSファーストステージはDeNAは2勝が絶対条件であり、広島は最低3分けでも勝ち上がることが出来ます。
まず過去の例から見て3分けの試合は存在しません。広島東洋カープに圧倒的なアドバンテージが有ることは間違いありませんが、「絶対」は存在しません。
過去の例から見ますと、2010年にはCS3位のロッテが日本シリーズを制したこともあり、史上最大の下剋上と言われたものです。とかく賛否両論の多いCSですが、大きな醍醐味があることも事実です。
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