糸満大綱引きまつり2023年度の開催日程や、イベント情報・渋滞予想、アクセス・駐車場などをご紹介いたします。
糸満大綱引きまつりは数ある沖縄の綱引きの中でも、『与那原大綱曳』・『那覇大綱挽』並びに『糸満大綱挽』を含めた大綱挽は沖縄三大綱曳(引き)と呼ばれております。
そもそも糸満大綱引きまつりとは|見どころや歴史について
糸満大綱引きまつり2023年度の開催日程や、イベント情報・渋滞予想、アクセス・駐車場などをご紹介いたします。
糸満大綱引きまつりは数ある沖縄の綱引きの中でも、『与那原大綱曳』・『那覇大綱挽』並びに『糸満大綱挽』を含めた大綱挽は沖縄三大綱曳(引き)と呼ばれております。
沖縄の綱引きの歴史
沖縄では古くから、綱引きが盛んに行われていたようです。沖縄の綱引きの歴史は「琉球国由来記」が、1713年に琉球王府により編纂されたさいに、綱引きに関する記載のある事から少なくとも1700年代には行われていたようです。
綱引き自体は大和(日本)もしくは中国より伝来し倣ったとも思われています。綱引きは「稲の害虫と不作」に悩んだある村で、田の畔で大綱を引き太鼓や鐘を打ち鳴らし松明に火をつけ一夜を過ごしたところ。
害虫が全滅しそれを、例年の行事として毎年六月カシチー(旧暦6月25日に執り行われる収穫祝い)の時期に綱引きが始まったのが起源と言われている説もあります。
伝聞は多いのですが、いずれにせよ綱引きは稲作と深い繋がりがある事は間違いないようです。それが琉球の各地域に波及し今に至っているのが現状のようです。
綱引きの形態
綱引きは、ほぼどの地域でも道ジュネー(行列)で始まり、鉦鼓を打ち鳴らし旗頭(のぼり)を先頭に地域の人々を鼓舞し、ガーエー(威嚇誇示)を空手や棒術の演舞で上げます。
その後、雄綱と雌綱をカヌチ棒(貫抜き棒)で合体させ引き合う事で勝敗を決めると言う事です。綱引きには一本の綱を引き合う形態と沖縄の様に2本の綱を引く形がある様です。
大和(日本)では一本綱が多いようで、沖縄の様に2本の綱を引き合う形は韓国などでもよく見られる形です、韓国の綱引きはどこか沖縄の綱引きと類似点が多々見られるようです。
糸満綱引きの歴史と見どころ
沖縄本島の南部地区に位置する糸満市で行われている伝統行事です。沖縄3大綱引きの一つとして数えられており、残りは那覇大綱引き祭りと与那原大綱引きで3大綱引きと呼ばれています。
いずれの綱引きも大漁祈願・五穀豊穣・家内安全・無病息災を願い執り行われています。中でも糸満綱引きは県内最大級の180メートルの綱を引き合う事で有名です。
開催日は旧暦の8月15日に行われます、最大級の大綱を綱引きする当日に作ることも糸満大綱引きの特徴と言えます。
午前中に大綱を作りその後、県道256号線の糸満ロータリー・白銀堂の道中を交通規制して綱作りは行われ完成すれば、午後からは旗頭を先頭に、道ズネー(道ジュネ―)が行われ、子供エイサーや沖縄舞踏や歌などが市民約千人で執り行われます。
糸満大綱引きまつりとは?見どころは?
糸満大綱引きまつりの見どころは、なんといっても沖縄最大級の大綱では無いでしょうか?180メートルもある綱を引き合う様は勇壮で壮大です。
180メートルの大綱をつくるのに必要な藁は約10t必要とされています、綱の重量が10tでは無く作るのに必要な藁が10tだと言う事です。
また糸満大綱引きは衆人綱(スニンジナ)・万人綱(マンニンジナ)とも呼ばれており、どなたでも参加して綱を引くことも見どころであり、参加する楽しみもあります。
糸満大綱引きまつりの歴史について
歴史は糸満市史によれば、300年前頃に始まったようです、しかし最初は糸満市と言うものはまだ存在していなかったため、各村落で小規模に始まったというのが定説です。
現在の形になったのは昭和の初期の頃に糸満大綱引きとして定着したと言われております。それまでは3つの地区で行われており、明治に入り2つになり現在の形におさまった経緯があります。
糸満大綱引きまつり2023開催決定!日程やイベント情報はどうなっている?
昨年は開催がありませんでしたが、本年は旧暦の8月15日にあたる9月29日に4年ぶりの開催が決まったようです。※糸満大綱引き行事委員会が6月15日に会合を開き決定した模様です。
※場所は県道256号線の白銀堂~糸満ロータリーの予定
基本、糸満の大綱引きは一日で全ての行事が執り行われます。
当日の午前中には大綱の作成があり、完成後の午後からは旗頭を先頭に市民約千人にも上る人たちの道ズネー(道ジュネー)が行われ、沖縄舞踏や子供エイサーなど見どころは満載です。観覧に関しましては無料となっています。
糸満大綱引きまつり2023 予約やチケットは必要か?
糸満大綱引き祭りは、先にも書きましたが衆人綱(スニンジナ)・万人綱(マンニンジナ)とも言われているようにどなたでも、口頭で参加させて頂いても良いですかと声をかけると、快く参加させて頂けるようです。予約やチケットなどはございません。
糸満大綱引きまつり2023 予約は必要?
糸満市では当日は、学校なども授業などはなく各公民館などで大綱の元になる細い藁の綱を編んだりするそうです、 それら地区行事に観光客として参加は難しいかも知れませんが、当日の大綱を作ったりすることは歓迎されることが多いようです。
糸満大綱引き祭り2023に関しては、チケットも予約も必要はありませんので、お気軽にお出かけください、何といっても県下最大級の大綱引きの見どころは満載です。
糸満大綱引きまつり2023 チケットは必要?
予約・チケットは基本的に全て不要です。ただし糸満大綱引きと申しましても、根本は神事ですので、それなりの敬意と礼儀は大切では無いでしょうか。出来ればカジュアルな服装でも問題はございませんが、島ぞうりなどは避けたほうが無難です。
糸満大綱引きまつり2023 渋滞予想やアクセスについて
糸満大綱引きまつりが行われる9月29日は、糸満市には多くの観光客もお越しになると予想されます。
しかしまだ現状といたしましては公営の駐車場やシャトルバスの運航は予定がなく、車でお越しの方はコインパーキングなどをご利用になり、会場の糸満ロータリーにお越しください。
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糸満大綱引きまつり2023 アクセスや問い合わせ先について
主催者・運営:糸満糸満大綱引行事委員会(糸満市商工観光課内)
HP https://www.okinawastory.jp/event/600009343
まとめ
沖縄3大、大綱引きまつりとして有名な糸満大綱引きまつりは全長180メートルの大綱がメインです。これは三大祭中最も長いものとなっています。
歴史も古く当日は市内の小中学校なども休みではございませんが、朝から学童も綱作りの手伝いをするなど糸満市挙げてのイベントとなっています。機会があれば、是非一度ご覧になり参加するのも良い経験になると思います。
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