「結婚指輪の割り勘はありえない?」
いえいえ男が準備するのが当たり前だった時代は流れ、今では結婚指輪を割り勘で買うというのもあり!という考えが主流となっています。
男女の本音と結婚指輪を贈り合うという考え方について今回は少し深く探ってみましょう。
結婚指輪を割り勘にするのはありえない?
結論から申しあげますと、「結婚指輪を割り勘にするのはありえない?」に対する答えとしては、最近では結婚指輪を割り勘にするカップルの方が主流となっていると言った方が正しいです。
2022年度の日本での全国調査の結果、結婚指輪は誰が購入したかという調査に基づきますと以下になります。
(※データ出典:ゼクシィ結婚トレンド調査2022「首都圏版」)
- 二人で購入した:88.7%
- 妻となる女性が購入した:10.5%
- 夫となる男性が購入した:1.5%
- 夫の親が購入した:0.1%
という結果がデータとしてあります。
今では結婚指輪はカップルで購入するケースが圧倒的多数という結果です。今では女性が負担する割合は男性が負担する割合より多い事もあるのが現状です。
結婚指輪とは違い婚約指輪は圧倒的に男性が女性に贈るものですので、結婚指輪はその返礼として女性が結婚指輪代を出すという事もあります。
また結婚指輪は、お互いに着けるものという意味合いにおいて割り勘にするケースが人気です。
したがって結婚指輪を割り勘にするのはアリと言えるでしょう。
結婚指輪を割り勘にする女性の本音
婚約指輪は男性に買って贈って貰う物という事がある意味常態化していますが、結婚指輪はどうなのでしょうか?統計的に見れば結婚指輪を割り勘にする女性が多いのですが、本音はどうでしょう?
上記の統計とは、ある意味では裏腹な結果になるのですが、本音を言えば男性に買って欲しい、もしくは割り勘にするにせよその比率は男性に多く払って欲しいと願っている女性は多いのでは?
あるジュエリーショップの統計では、女性の本音は、彼氏が支払うべきと答えた人が55%で、彼氏が多く負担するべきと考える方が20%、合計75%の女性は男性に多めの支払いを期待しているようです。
しかし割り勘であるべきと考える女性も25%ほどいらっしゃり、女性が払うべきと考えておられる方と合わせるとやはり50%の女性は結婚指輪の負担はしたいと考えているようです。
複雑な心理ですが、結婚指輪に関して言えば割り勘でも良いと肯定的に捉えている方も多いのでは無いかと感じます。
ただ一方で結婚指輪を贈って貰って結婚するのは憧れであり、対外的にもある種のステータスは持つことが出来ます。それを見栄と言ってしまえばそうなのですが・・・
結婚に憧れる女性はまだまだその割合は高いと言えます。そういった女性にはお金の問題ではなく、男としての男気や甲斐性として結婚指輪を贈ってほしい願望はあるでしょうね。
結婚指輪を割り勘にする男性の本音
では結婚指派を割り勘にする男性の本音はどうなのでしょう?
結婚に至るまで何かと出費が多いのは男性の方ですが、結婚を意識している女性に対しては特にそれが顕著です。デートの食事代や映画のチケット代など、多くの男性は割り勘ではなく自分が支払うケースが多いことは実際あります。
そういう風にいつも何かにつけ多めに支払うことが多い男性としては、せめて結婚指輪代くらいは女性にも負担してほしいと思っているのが本音と思っているところがあります。
上記と同じように、さるジュエリーショップでは傾向としてですが、結婚指輪の代金は自分が出すべきと感じている人が65%、多めに負担したいと考えてる方が15%、割り勘は20%でした。
多めに、または割り勘が良いと考える男性の割り合いは35%ほどと考えた方が良いでしょう。
圧倒的に男性が負担するべきと感じている方が多いのは事実ですが、ある意味これは願望であり望みです。
本音を言えば割り勘にしたいと思っている男性の方が多いのではないでしょうか。男性としては、結婚指輪は全額自分が払うか割り勘にしたいというのが多くの男性の願望です。
面白いのは男性が払うべきと考えている人たちは、女性は自分のもとへ嫁いで来てくれるのだから自分が払うのはごく当たり前と考えてる方が多いという事だと答えています。
割り勘などはとても容認できないと考える男性もまだまだいらっしゃるのは、日本ではまだ男女平等という考えが全般的には広まっていない証かも知れません。
日本では先輩後輩・年上や年下、男女と言ったある意味の序列が存在しているのは世間の慣例として残っている証拠です。
そういう考え方はある種、とても日本的な考え方と言えるのではないでしょうか。良いか悪いかは別ですが特徴としてそういう事があるというのが、日本人的な発想かも知れません。
したがって結婚指輪は男性が用意するものと考える男性が一定数いることは、とても日本的な発想と言えそうですね。
しかし、現状は変わりつつあり、今では結婚指輪は割り勘でというカップルが圧倒的に増えてきていることは紛れもない事実です。
男女平等の意識が日本人にも徐々に広まりつつある良い前例ではないでしょうか?かつての日本では男尊女卑の傾向にありましたが、もうそれは過去の遺物となった証拠でしょう。
結婚指輪の相場は?
さて結婚指輪の買い方が決まったら次の問題は、結婚指輪の費用の相場は?という問題が起こります。
幾らの指輪を買うかは勿論当人同士の意思で決めるものですが、やはり予算というものがあることは間違いないと思います。しかし世間では相場というものがあります。
これには相当大きな幅があります。年齢や収入などにもよりその幅は相当な開きがあると言えますが、大まかな相場はあります。
先にも使いましたが、ゼクシィ結婚トレンド調査2022によりますと。
- 24歳以下の相場:24.9万円
- 25~29歳の相場:26.4万円
- 30~34歳の相場:30.1万円
- 35歳以上の相場:25.6万円
これが俗に言われる相場です。一般論ですが年齢が上がれば収入もある程度上昇することを前提に算出されているようです。
逆に35歳以上で下がるのは、もうこの年齢に達すると、ある意味結婚指輪にステータスを求めない、高価な指輪を選ぶより好みで選ばれるからと言われています。
逆に捉えると若い方たちはやはり結婚指輪にステータスも求めるという事なのかもしれませんね。
これはお互いの親族に対する敬意でもあり、はたまた見栄も少しは有るかも知れませんね。
しかし、結婚指輪は基本的にというより理想で言えば、一生に一度の買い物であり生涯肌身離さず付けるものです。
言い換えればお互いの愛情を確認し合える唯一のものと言っても過言ではないと思います。したがって多少の無理をしてもよい、買い物であるのかもしれません。
結婚指輪を贈り合うという考え方
結婚指輪を贈り合うという考え方は、勿論西洋から来たものです。それが今では我が国でも習慣化されたものとなっていることはご承知の通りです。
結婚指輪は周囲に自分は既婚者であるという事を示す意味もありますし、また結婚時に約束した愛情を日々確かめるというある種誓いの証でもあります。
永い夫婦生活を送るにつれ、相手に対しての愛情や慈しみなどは忘れがちになりますが、結婚指輪を見るときにはもう一度それらのことを思い出すきっかけになれば理想です。
結婚指輪は相手を縛るためにあるのではなく、お互いを認識し合うために着けるものです。先に書きましたが、出来ることなら生涯外すことがないものにしたいと思います。
理想と言ってしまえばそれまでですが、理想は持つべきものです、喧嘩しても許し合えるそれが夫婦であり家族というものではないでしょうか。
結婚指輪を贈り合うという事はそういうことであると信じています。日々お互いを意識するためには結婚指輪というアイテムは大きく重たいものであるべきだと考えます。
まとめ
結婚指輪の割り勘はありえないとお考えの方も、結婚指輪の割り勘はありと考える方も、それぞれに理由があり、どういう形にせよ指輪を購入するという事は素晴らしいことです。
そして一度はめた指輪を外すことのない生活を送れることを幸せと呼びます。どうぞ末永く幸せな時間を・人生をお送りいただけるよう祈っております。
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