PTAに入らない人の割合はどれくらい?入らないとどうなる?

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PTAに入らない人の割合が年々増えているとよく聞きます。

PTAは、子どもの学校生活をより良くするために、保護者同士が協力して行う活動です。しかし、最近ではPTA活動の目的や内容に対する考え方の変化や、共働き世帯やシングルペアレント世帯など、保護者の時間に余裕がなく負担に感じることが多くなり、PTA活動への参加を望まない人が増えています。

PTAに入らない人の割合がどれくらいいるか、入らない理由、そして入らないとどうなる?といった影響などについて考えていきたいと思います。

目次

PTAに入らない人の割合は?

お子さんが学校に通うようになると、保護者として気になることは多々あると思いますが、その1つに「PTAへの加入」もあると思います。しかし時代の変化の影響や、PTA組織に対して疑念を持つ人も増え、PTAに入らない人の割合も増えているようです。

PTAに入らない人の割合は、地域や学校によっても異なるようです。具体的には、どのような割合になっているのか、さっそく見てみましょう。

PTAとその活動内容について

そもそもPTAとは、Parent-Teacher Associationの略で、学校に通う子どもの保護者と教職員からなる団体のことを指しています。学校の教育活動を支援し、子どもたちの健全な育成を図ることを目的としている任意加盟団体です。

PTAの活動内容は、学校行事の運営、施設・設備の整備、保護者同士の交流など多岐にわたります。

全国PTA協議会によると、PTAの活動を通し、保護者は、子どもの教育に関する知識やスキルを身につけ、教職員は、保護者とのコミュニケーションや学校運営のノウハウを学べるとのことです。

PTAの加入は地域によって差がある

PTAに加入する割合についてですが、こちらは地域によって差があります。

公の全国的な調査結果は出てないのですが、東京都に限ってみると約9割の加入率ですので、約1割の人がPTAに入っていません。しかし、各地の調査結果を見ると、実際にはもっとPTAに入らない人の割合は多いように感じられます。様々な理由で加入しない人は年々増えてます。各都道府県ごとでも差がありますが、更にその中でも地域差が出ており、地方団体としては頭を悩ます種となっている模様。

全国的にもPTAの加入者は減少しており、またPTAという形態からもう少し役割を限定して負担を減らすようにかたちを変えたり、既存のPTA組織から脱退する動きまで出てきてます。

PTAの加入率が地域によって差があること、年々減少している理由は複数あります。

そちらも一緒に見ていきましょう!

PTAに入らない理由はなに?

「PTAにはいらない理由はなにか?」

考えられる理由は様々ですが、子供のためになるのなら力を尽くしたいと思っている方も多くいます。しかし、なぜ加入を拒む人が増えているのでしょうか?その理由について考えてみましょう。

PTAにはいらない理由①「PTA活動に対する距離感」

PTAに入らない理由として1番多いのは「忙しい」ということです。

共働きの家庭が増え、仕事との兼ね合いで時間を取れない保護者が増えたことも要因の一つで、「参加したいけど、時間の都合がつかない」「忙しいのにPTAまで加入しないといけないの?」と思っている保護者も多くいます。

シングルペアレンㇳの方は時間の確保が更に難しくなると思います。

PTAにはいらない理由の一つに、PTA活動に対する価値を見い出せない、関心が低いことも挙げられます。そしてPTAの加入は強制ではなく、あくまでも同意を得た上で加入する任意加盟団体ですので、無理に入らなくてよいと考えている方も少なくありません。

「PTAって何をやらされるの?」「よく分からない集まりに時間をとられるのは嫌だ」と、PTAの活動内容や役割についての情報不足、PTA活動の認識の違いが原因で加入に消極的な方も少なくありません。

PTA活動に参加するメリットを理解して意義を感じられれば、加入を検討する保護者も増えるのではないでしょうか。

PTAにはいらない理由②「PTAの活動内容に対する不満」

PTAに入らない理由として、PTA活動の負担が大きいと感じている保護者も少なくありません。

実際、子供たちのためにとPTAに加入したものの、活動の内容が負担が大きく、それが原因で離れる話もよく聞きます。中でも責任を背負わされる役員になる人がいないため、くじ引きで決めることもあるようです。

多い意見としては、例えば学校の草刈りなどの清掃作業に対し「なんで親がそこまでやらなくては行けないの?」「ちゃんと人を雇ったり、業務委託しないの?」と活動内容に不満を持つケースがあります。

それ以外にも、単に報告会と化した中身のない無駄な会議の連続や、負担の大きい作業ばかりやらされて不公平感を募らせるなど、活動の中身に対する不満の声も。

また、子供たちのためと加入したものの、一部の特に熱心な方々の高圧的で強制的な態度に嫌気が差して、PTA活動から離れるといった方もいらっしゃるようです。

PTAにはいらない理由③「PTAの運営に不満がある」

PTAに入らない理由として、PTAの運営に対する不満があることも挙げられます。

PTAは任意加盟団体ですが、例えばお子さんの入学時、その説明も無く自動的に加入させられて、後でそのことを知ってPTAに対して不信感を持った話もあります。

PTAの会費は、基本的にPTAの活動に対して使用されるものですが、地域によっては学校の予算不足のため、視聴覚室のプロジェクターや、職員室のエアコンなど、本来なら公の予算で賄われるべきものなのに、その補填に使われているという指摘があります。

また参加者のランチ代や懇親会比に使われているのも、本来の使い道ではないとの声も。

PTAの活動に関して先生方の負担も増し、肝心の授業の質を落とす要因の一つになっているとの声も。「学校における働き方改革」の視点らも、PTA活動を見直す必要性が求められています。

PTAに入らないとどうなる?

PTAに入らないとどうなる?と気になっている方もいるでしょう。

PTAに入らないと学校のことが分かりづらくなったり、他の保護者からの圧力や子供への悪影響など不安に感じる方も多いと思います。

しかし、どのような影響が想定されるのか、学校と子育てに関する情報がつかみにくくなることで、子どもへの教育面でのサポートが不十分になったり、学校の方針が分からずに対応できなくなるなどの影響が考えられます。

実際にPTAに入らないとどうなるか、詳細に見ていきましょう。

PTAに入らない→不利益はないと感じる人も

PTAに入らない理由として、不利益はないと感じている方も多いですが、PTAの活動はとても重要です。

PTA活動に熱心な保護者の方々のおかげで「自分がいなくても問題ない」と感じている方もいらっしゃいます。

自分の身の回りには影響がないように感じるかもしれませんが、PTAがいるのといないのとでは大きく差が出ることもあります。

また、PTA活動は、あくまでも保護者と先生方の任意団体ですので「子供の進路には影響がないから、別に何を言われようと問題ない」という方も。保護者のPTAの加入の有無で子供がいじめられるといった話はまず聞かないので、この点に関して問題はないでしょう。

PTAの活動内容に影響を及ぼす

PTAの加入者減少は活動内容に影響を及ぼすこともあります。

PTAの参加人数の減少が進むと活動内容が縮小されます。それが合理化につながることもあるようですが、中にはPTAを解散する学校も出てきました。

その場合は、学校行事を手伝う有志によるボランティアの形をとるなど、保護者と学校の関わり方を緩やかにすることが多いです。

たた、PTAの組織を解散するとなると、行政に意見を訴えづらくなったり、保護者の関心の薄さが、教師に対する負担が増えることとは別の形で授業の質の低下を心配する声もあります。

まとめ

PTAに入らない人は様々な理由で増えており、その割合は年々増加傾向にあります。組織の在り方を現状に合わせた形に変える動きも出てきました。

PTA不参加の理由としては、忙しくて時間的余裕がない、負担感・不公平感が大きい、PTAの運営に対する不信感などがあげられます。PTA不参加の影響としては、学校情報がつかみづらくなるなどのデメリットがある反面、活動内容の合理化につながるなどのメリットも。

子供たちの成長に役立つ活動は、本来素晴らしいことです。PTA活動も保護者や先生方の事情に合わせ柔軟に対応して、もっと多くの人が参加しやすくなると良いですね。

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